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2017年12月21日

ソニー、裏面照射型Time of Flight方式距離画像センサを商品化

  ソニーは2017年12月19日、測距性能の向上と併せて一層の小型化を実現した1/2型でVGAの解像度をもつ裏面照射型Time of Flight 方式(ToF方式)距離画像センサ「IMX456QL」を商品化し、2018年4月からサンプル出荷を開始することを発表した。同社では測距技術を使った距離画像センサをDepthSense商品群と呼んでおり、今回の製品は裏面照射型ToF方式を採用した初めてのDepthSense製品となる。同センサは、10μm角画素の開発により小型を実現し、さらに遠距離から近距離まで高精度な測距を可能にすることで、これらの領域における応用の幅を広げることができる。2018年4月からサンプル出荷を開始、サンプル価格は3000円、2018年12月からの量産出荷を予定している。
 ToF方式とは、光源から発した光が対象物で反射し、センサに届くまでの光の飛行時間(時間差)を検出することで、対象物までの距離を測定する方式。ToF方式を採用したイメージセンサは、画素ごとに距離情報を検出し、高精度な距離画像を取得できる。遠距離から近距離にわたってさらなる精度向上を図るためには、反射光を効率よく捉えるとともに、より高速に距離測定の処理を行う必要がある。
 今回開発したセンサは、反射光信号の読出し精度を上げるための画素技術と、裏面照射型CMOSイメージセンサの画素技術を融合させることで、集光効率の向上と、測距のための高速な処理を可能にした。従来のToF方式では距離の測定が難しかった約10mの遠距離においては、感度を高める駆動モードの搭載により、高い検出率を実現でき、約30cmから約1mの近距離では、VGAの解像度で高精度な距離画像の取得が可能となっている。
 さらに今回の新センサは距離画像をフレーム単位で取得するため、レーザで対象物をスキャンして測距する方式に比べて、高フレームレートで撮像が可能となり、動く対象物の撮像では距離画像の歪みを抑えることができる。
 新センサの仕様は以下の通り。  有効画素数は30.7万画素(640×480)、イメージサイズはDiagonal 8.0mm(Type 1/2)、推奨光源波長は850nm/940nm、画素サイズは10μm×10μm、変調周波数が5〜100MHz、信号コントラスト比が0.8、測距フレームレートが120fps、1m測距時の距離精度は6mmとなっている。
 なお、2015年の買収以降、ソニーセミコンダクタソリューションズの子会社としてToF方式距離画像センサの技術開発を行ってきたSoftkinetic Systems社は、2017年12月18日付でSony Depthsensing Solutions Holdingに社名変更した。

URL=https://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press/201712/17-114/index.html







 

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