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2017年6月12日

東大などが原子1個の内部電場の直接観察に成功

 東京大学大学院工学系研究科附属総合研究機構の柴田直哉准教授、関岳人特任研究員、幾原雄一教授らの研究グループは2017年5月3日、0.05nm以下の分解能を有する最先端走査型透過電子顕微鏡(STEM)法と独自開発の多分割型検出器を用いることにより、金原子1個の内部に分布する電場を直接観察することに世界で初めて成功した。この電場は、プラスの電荷をもつ原子核とマイナスの電荷をもつ電子雲との間の0.1nm以下の領域に分布する電場であり、本結果は原子内部の精緻な構造観察や原子同士を繋ぐ結合の直接観察の可能性を拓く重要な成果です。本成果により、電子顕微鏡は原子を見る顕微鏡から、原子の内部構造までをも見ることのできる顕微鏡へと大きく進化することが期待される。
 今回の研究成果は、2017年5月30日に「Nature Communications」(オンライン速報版)で公開された。
 なお、今回の成果は日本電子、オーストラリア・モナッシュ大学との共同研究で得られたものであり、JSTの研究成果展開事業【先端計測分析技術・機器開発プログラム】、JSTさきがけ、科学研究費補助金新学術領域研究「ナノ構造情報のフロンティア開拓-材料科学の新展開」、基盤研究(B)の助成を受けて実施されたものである。

URL=http://www.t.u-tokyo.ac.jp/foe/press/setnws_20170531101014176066215293.html


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