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2011年9月14日

Freescale、高性能テレビ送信機用RF LDMOSパワー・トランジスタを発表

 米Freescale Semiconductor社は2011年9月9日、UHFテレビ送信機用アプリケーションを目的として業界最高の出力性能と効率、クラス最高のVSWR特性を組み合わせたRF LDMOSパワー・トランジスタ「MRFE6VP8600H」を発表した。同製品は、従来製品に比べ出力性能が39%向上しており、ATSCやDVB-T、ISDB-Tなど、今日のデジタル放送規格のいずれにおいても最大の性能を発揮するよう設計されている。MRFE6VP8600Hは、テレビ用送信機のメーカーや放送業者に対して大きなメリットをもたらす。たとえば、放送帯域全域にわたり125Wの線形電力(600W以上のピーク電力)を、860MHzで30%(標準)、ドハティ構成の場合は最大45%という比類のない効率で実現する。
 同製品の高いRF出力と優れた効率により、旧世代のシステムに比べ、目的の出力に
必要となるトランジスタやコンバイナステージの総数が削減される。これにより送信機設計が簡素化され、信頼性を向上させることができると共に価格の低減が可能になる。同製品をベースとする送信機は、旧世代に比べて消費電力を15%削減できるため、運用コストを大幅に抑えることが可能となっている。
 MRFE6VP8600Hは、クラス最高のVSWR特性を誇るRF LDMOSパワー・トランジスタ。定格の2倍の入力電力で駆動された場合でも、位相にかかわらず、65:1以上のインピーダンス不整合(VSWR)に対応し、完全な定格RF出力が提供される。
 また、同製品は、チャネル・フィルタなどによって生じる帯域外反射の負荷状況や、DVB-T(8k OFDM)など高次変調技術を活用するあらゆるデジタル放送方式が有する高いピーク対平均電力比(PAR)特性に対する耐性を備えている。MRFE6VP8600HはVSWR特性が強化されているため、サーキュレーターなど保護回路を簡素化することができる。
 MRFE6VP8600Hの主な仕様は、次の通り。860MHz時にDVB-T(8k OFDM)信号で125Wの平均RF出力、19.3dBのゲイン、30%の効率。600WのピークRF出力、クラスAB、ドハティ、ドレイン変調のアンプなどに最適となっている。また、静電放電(ESD)保護機能を統合しており、組み立て時に発生するESD電圧に対して強い耐性を発揮する。
 -6V〜+10Vの拡張ネガティブ・ゲート・ソース電圧範囲により、ドハティ・アンプとして動作させる場合に性能が向上している。
 パッケージはNI-1230ボルト締めセラミック・パッケージ(MRFE6VP8600H)、あるいは
NI-1230S半田付け用セラミック・パッケージ(MRFE6VP8600HS)で提供される。
 MRFE6VP8600H/HSは、現在出荷中。広帯域用リファレンス・デザインをはじめとした各種サポート・ツールも利用可能である。

URL=http://media.freescale.com/phoenix.zhtml?c=196520&p=irol-newsArticle&ID=1605329&highlight=


                                                        

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