半導体・FPD業界の出版社

2010年6月22日

産総研、単層CNT電極キャパシタの高電圧・安定動作を実証

 独立行政法人 産業技術総合研究所(産総研)ナノチューブ応用研究センターは2010年6月21日、高純度の単層CNTを電極とするキャパシタを試作、その性能を評価し、従来の活性炭電極キャパシタよりも高い電圧で安定に動作することを確認したと発表した。
 今回、スーパーグロース法で合成した高純度の単層CNTだけを用いた電極を作製し性能試験を行った。この電極を用いたキャパシタは、電圧4Vで動作し、67Wh/kgの高エネルギー密度、93kW/kgの高パワー密度を示した。また1000回の充放電試験後のキャパシタンス(静電容量)の減少率は、活性炭電極を用いたキャパシタが46%であったのに対し、単層CNT電極キャパシタではわずか3.6 %であった。将来、小型かつ軽量なマイクロキャパシタとして、携帯電子機器やユビキタスデバイスに応用できると考えられる。
 今後は高純度単層CNTキャパシタ電極を利用して、集電体を使わず構造が単純で、軽量なマイクロキャパシタ開発を目指す。また、さらに高い電圧で動作するキャパシタの実現も目指す。将来は、小型軽量で、かつ高出力を必要とする携帯電話・モバイルPCなどの携帯電子機器やユビキタスデバイスへも応用していきたいとしている。

URL=http://www.aist.go.jp/aist_j/new_research/nr20100621/nr20100621.html

 

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